全国学校対抗リサイクリング・コンテスト――ドイツ
Scoolz.de 2013-07-27
リサイクル甲子園と言ってもドイツの話である。
2013年8月1日から10月31日まで、学校対抗リサイクリング・コンテストが文具メーカーのBICとリサイクル企業、テラサイクル(TerraCycle)社の主催で開催される。このコンテストの目標は小中学生に、遊びの延長で持続可能性と環境保護について学んでもらう事にある。
全ドイツの学校間での競争となる。上記の期間内に、最も多い使い終えたり、壊れたりしたボールペン、フェルトペン、マーカー、字消しホワイトなどを集めてテラサイクル社に送った学校が勝者となる。州の優勝校には100ユーロ(13,000円)、全国優勝校には600ユーロ(78,000円)が賞金として贈られる。また、5kg以上を集めた学校には、回収品1点あたり3セント(4円)が、収集に当った子供会やグループに対して支払われる。
環境先進国ドイツでも若い世代の環境意識は決して高いとは言えないと考えられており、小中学生に対する環境教育は重要な課題と捉えられている。このようなコンテストが、企業の主催で行われると言う事自体、社会全体の環境問題意識の高さが感じられる。
原文(ドイツ語)URL:
http://www.scoolz.de/artikel.php?id=8608
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