世界のマスメディアは異常気象、温暖化の影響と報道
ブログ管理人
西日本の異常高温は今後も続くらしいし、山口・島根の豪雨も過去には無い記録的なものであった。それでも日本のマスメディアは、このごろ一切「異常気象」と言う言葉は使わない。何十年ぶりの記録と言うことも聞かれなくなった。ましてや、「地球温暖化の影響」など一切触れないようにしているように思うのは、ブログ管理人だけであろうか?
世界中のどの報道を見ても、記録続きの異常気象で地球温暖化の影響ではないかとコメントしているのは、普通の事である。また、実際今年に入ってから数々の気象記録が塗り替えられている。日本のメディアの姿勢はおかしい。他の事なら平気で軽薄な発言をする、タレント・コメンテーターですら、「異常気象」「地球温暖化の影響」と言う言葉は使わないようにしているように思えてならない。それとも、気候の狂暴化が日常化してしまい、普通の事でコメントには値しなくなったのだろうか。もしそうだとすれば、それはもっと恐怖だ。
米中が、真剣に地球温暖化ガスの排出を削減しようとしているのは、広い国土を持つ自国内の異常気象が、実体経済や国民生活に影響を表しはじめ、国民からも環境負荷を緩和する政策に対しの圧力が有るからだ。日本のように、異常気象が起きてもお天道様の仕業とあきらめて、それが人間の営みに起因した気候変動であると捉えることをしなければ、環境負荷緩和政策など支持されない。
安倍政権は、経済成長一辺倒でそれしか頭に無い。そして、経済成長にはエネルギーがもっと必要と考えている古典経済しか知らない。だから、環境問題は都合が悪い。それを、敏感に感じている第三の権力者であるマスメディアは安倍政権に協力して、世論形成を手伝っているので、暗黙の報道コードができているように思えてならない。
マスメディアの内部告発を心待ちにしているのは、ブログ管理人だけだろうか。
WRI(世界資源研究所)のサイトで今年の異常気象一覧(2013-07-26)を見ることができる(英語)URL:
http://insights.wri.org/topic/extreme-weather
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