世界30ヵ国160人が参加して第一回世界青少年環境サミットが開催---ドイツ・ベルリン
ドイチェべレ電子版2013-05-21などより、
15〜20歳の世界の青少年160人がドイツの首都ベルリンで5月10日〜20日までの10日間、安心して生活できる世界を作る為の提案をする為に、気候変動、自然資源の搾取、持続可能性等について政治家、学者、環境保護運動家等を交えて議論を交わした。
最終日には、共同声明と共に参加者によって作られた「希望の木」が、ドイツ環境大臣のアルトマイヤー氏に手渡され、代表が大臣に報告を行った。この「希望の木」は、ゴミの中から拾い出された材料で作られ、付けられた緑の葉っぱには、参加者全員の希望、豊富、目標などが書かれている。
この会議は、青少年の環境保護団体”youthinkgreen”が主体となり、国連環境計画UNEPのヴァイツゼッカー博士などが後援して開催された。主催者の一人で環境活動家で極点冒険家のアルベド・フックス(Arved Fuchs)氏へのインタビューをハノバーの新聞、ハノバー・アルゲマインが行っているので、紹介する。
Q: 何故今、この会議なのか?
A: 国連主導で行われている環境サミットは、問題の先送りが多く、はっきりした目標も出てこない閉そく感先行で、非生産的だ。環境の問題には若い世代がもっと敏感になるべきだ。彼らが直面する問題であり、決定権は彼らにあると考えるからだ。
Q: 持続可能性と言う言葉は、既に使い古された感が有る。若い人たちを惹きつける力が有るとおもうか?
A: これは生命を意識した生活をすると言う事だと言う事を伝えたい。毎日の生活の中で、例えば、買い物に行く時にレジ袋で買ってくるのか、自分でエコバッグを持って行って買ってくるのかを意識する事から始まり、使わない電気を消すなど省エネを考えること、生物多様性を考えると、この食べ物はどこから来ているのか、これを食べるべきだろうかと考える事が大切なんだ。
Q: 今の若者は、あなたの世代のように、実験的で冒険好きだと思うか?
A: 若い人は、ぼくが若かった頃と同じ様に、新しいものに興味を持っていると思う。ぼくが作ったゲーム「Ice Climate Education」は、ディジタル時代の若者にも受け入れられた。時代に合ったアドレスの方法が大切だと思う。ゲームで環境に興味が湧いたら、次は実際に自然の中に連れ出せば良い。国立公園だけが自然を守るのでは無く、ぼくらの日常生活が自然を守るのだと感じることができる。自分自身も自然の一部だと思えば、環境の為にできる事は無限に有ることが分かる。
ドイチェべレ(Deutsche Welle)電子版(英語)のURL:
http://blogs.dw.de/globalideas/the-tricky-job-of-hammering-out-a-climate-wishlist/
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