ファクター5は省エネこそ最大・最短・安全のエネルギー源であると提言
ファクター5より
ファクター5では資源効率を5倍にたかめる事で、地球温暖化を緩和させつつ先進国は豊かな生活を送り続け、開発途上の国々には発展を進めて行く事がかのうであると提言している。
地球温暖ガス排出、つまりエネルギー消費と置き換えても良いが、その要因のトップは建築の40%で、次いて交通23%、農業18%、重工業13%である。建築が消費するエネルギーの中では、暖冷房が地域により異なるが、27〜40%である。建築物を外断熱構造にして、躯体が夏の暑さや、冬の寒さにさらされないようにし、窓、ドア等の断熱性能を上げ、気密性を良くして、強制換気システムで外気は必ず熱交換器を通す事で室温に近付けて取り入れるようにする事で、80%の省エネが可能である。
これは、何万例の実施例が有り現有技術で実証された技術で、何も新しいものではない。更に外断熱にすると、躯体のコンクリートが熱膨張をする度合が少なくなる為に、建築物の寿命が延び200年300年と持つ事になり、建築資材も節約になる。
日本を例に取って考えると、日本のエネルギー消費は年間約100万ギガワット時であるが、その内40%が建築で40万GWhとし、その35%が暖冷房として、それが80%節約できるとすると、約11万GWhが節約できる事になる。つまり、日本の全電力消費の11%分のエネルギーが浮く。つまり、新たなエネルギー源を見つけたのと同じ事になるのである。これは、最新鋭の火力発電所18基分のエネルぎーである。これは、建築の冷暖房だけの話で、建築には照明、温水、水等を総合的に省エネを行えば、現在建築が消費している40万GWhが8万GWhにすることが可能である。
その他、交通、農業、重工業分野でもファクター5を行えば、どんどん、エネルギー消費量を減らして行く事が可能である。当然、電力産業、エネルギー産業の売り上げは、毎年下がり続け、規模の縮小は止むを得ない。エネルギー関連の電機産業は、省エネ関連産業にシフトを行う必要が有る。大きな産業変革が起き、新たな産業の波(コンドラチエフの波)が起きる。
シェールガスも、メタンハイドレートも必要無い。これ以上、地球から化石燃料を燃やす経済は止めにしなければならない。それでなければ、子供や孫に地球環境を引き継ぐことができないと知るべきだ。
皆様のご支援で、後僅かでファクター5の翻訳が完成する。
|