2012年は歴史に残る年――地球温暖化が着実に進んでいる数々の記録
ノースキャロライナ、アッシュビル2013-08-07 ENS発、
2012年の米国は史上最高気温を記録した年であった。世界的には、過去のベスト10に入る暑さを記録した。2012年気候情報として米国気象学会が発表した。
この報告書は世界52ヶ国、384人の科学者と米国大洋海気庁の科学者と共に記述され、アッシュビルにある国立気候データセンターがまとめた。
この報告書は、陸上、海上、氷上、航空の環境モニタリングステーションからの数十項目にわたる気象データの報告から、地球環境の現状と動向を探ろうとするものである。
この計測項目には、地球温暖化ガス濃度、低高度と高高度の大気温度、雲量、海面温度、海面上昇、海水塩分、氷山面積、積雪量などが含まれており、ひとつの項目は数千回の計測値を異なる計測方法で集めたものを処理している。
「2012年の観測結果の特徴は、長期トレンドデータの一部として見た場合に興味深い。炭素濃度は上昇、海面は上昇、北極海の氷は溶け、我々の地球全体が間違いなく温暖化している。」と、NOAAの責任者代理で元宇宙飛行士のキャサリン・サリバン(Kathryn Sullivan)博士は語る。
「この年次報告は、確度精度が高く、信頼度が有り、最も引用される資料で、最も地球環境の現状を表すものとして、気候変動に人類がどう対処するべきかを考える材料にしてもらいたい」と、彼女は付け加えている。
2013年にはCO2濃度が400ppmに達した歴史上はじめての年となった。<以下略>
昨日のニュースで青森県でクロマグロが豊漁であると伝えており、地元漁民が満面に笑みを浮かべて「これは良い事だ」と喜んでいた。漁民は仕方ないとしても、ニュースのナレーターは青森沖の海面温度が例年より3度高い事が豊漁をもたらしたとコメントしたが、地球温暖化が進んでいる証拠であり心配なことである等とは一言も触れる事は無かった。
日本のマスメディアは、記録的な猛暑、記録的な豪雨、と報道しても、地球温暖化の影響とか、地球温暖化と関係があるのではないかとのコメントは絶対に口にしない。全くそういう懸念を持つ事ができないノータリンばかりなのか、放送コードが引かれているのか、いずれにしても暗澹たる思いになる。
原文(英文)URL:
http://ens-newswire.com/2013/08/07/earth-sizzled-in-record-heat-last-year-meteorologists-report/
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