住宅のエネルギー消費の表示が義務付けられているドイツ
ドイツでは2008年7月から全ての新築住宅に、年間のエネルギー消費量、CO2の排出量の表示を義務付ける「エネルギーパス制度」がスタートし、2009年度にはEU各国でも採用された。現在は、賃貸の住宅にも表示が義務付けれており、全ての不動産取引には必須の証明書の一つとなっている。そのドイツのエネルギーパスとはどの様なものなか以下にその概要をまとめた。
A．エネルギーパスの目的
�．┘優襯�ーパスによって、人々のエネルギー消費に対する意識が高まる。
�△修侶�物が1年間にどれだけのエネルギーを必要とするかを、誰でもわかる様にする。
��住宅エネルギー消費量を明確にする。
対象建物がどの位のエネルギーを消費するかは、その建物の断熱性能に直結する。その性能を数値で表すことにより、誰でも確認できるようにするということで、きわめて明解なシステムである。 このエネルギー消費量の対象は、暖房、冷房、換気、給湯となっているが、アイルランドやイギリス等、国によっては、これに照明が加わる。
B．エネルギーパスの役割
�―斬陲猟詑漾�売却時において、エネルギーパスを提示することが義務付けられており、建物のランク資料として使われる。
a． EU加盟国で2006年1月から法律で義務付けられた。ドイツでは2006年から任意制度として始まり、2008年義務化された。
b． EU各国の事情に合わせた計算方法が採用されている。
�⊇衢�物件のエネルギー消費量を知り、省エネに対する意識をもって、物件のリフォームを行うよう促す。 エネルギーパスに基づいてリフォームのすすめに活用されている。
C．エネルギーパスの認定者
�．疋ぅ沈�府が認めた約6250〜6500名のコンサルタント（建築家、設計士等）
��基準に基づき、政府認定コンサルタントの判断で建物を評価します。
�Ｉ床舛箸靴�10年間有効なエネルギーパスを発行します。費用は約200ユーロ（約32,000円）
Green-Way ハウジングネットワークのサイトに詳しく紹介されている。URL: http://green-way.jimdo.com/
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エネルギーパス制度
