ダンテの森    
31 Aug 2013 10:20:51 am
オバマ頑張れ
初代環境保護大統領の既得権益との戦いが始まっている。
Washington, 2013-08-29 ENS Newswireより、

 環境保護派が8月29日、オバマ大統領に対しカナダのキーストンXLタールサンド・パイプライン(Keystone XL Tar Sand Pipeline)の建設を認可しないようにと、報告書を提出した。

 シエラクラブ(Sierra Club)とオイル・チェンジ・インターナショナル(Oil Change International)は、カナダ、アルバータ州のオイルサンド採掘は気候変動を大きく加速するとの報告書を作成し、ホワイトハウスに提出した。

 カナダからアメリカにサンドオイルを輸送するキーストンXLパイプラインが完成すると、サンドオイルの生産は現在より36%増産となり、大量のCO2を排出して気候変動を加速し、使われる大量の熱湯は地下水脈を汚染するとしている。

 シエラクラブのマイケル・ブルース(Michael Bruce)は「キーストンXLパイプラインは、環境破壊そのものである。オバマ大統領が6月25日にジョージタウン大学で行った環境演説で、このパイプラインについては、環境への影響をテストする必要が有ると述べた。この報告書がその答えである。」と語った。

 同パイプラインは、カナダ、アルバータ州から1897km離れた米国ネブラスカ州迄延伸されサンドオイルを日量83万バレル(11万9千トン)輸送する。サンドオイルは砂と原油が混じりアスファルト状になったオイルサンドに熱湯を掛けて原油を砂と分けて取り出す。1トンの原油を取りだすのに、0.3トンの熱湯が必要で、高圧ポンプなどのエネルギーも必要で約0.6トン分の石油を燃やすエネルギーを使用する。取り出された1トンの石油が燃やされる分と共に従来の石油の1.6倍のCO2が発生すると言う、大変環境負荷が高い化石燃料である。

 6月25日の環境演説は、カナダ下院の多くの議員からも賛意が示され、オバマ大統領はカナダのハーパー首相に騙されてはいけないとの声も上がっている。

 この環境演説で、オイル・エネルギー産業からの政治的圧力との対決姿勢を明らかにしたオバマ大統領であるが、今はシリア情勢を産軍複合体から突き付けられている。オイル・エネルギー産業にしても産軍複合体にしても、かつてはアメリカを支えてきた経済基盤であり、歴代の大統領は彼らと共存してきたのがアメリカの歴史であった。オバマ大統領はそれらと対決すると言う宿命の大統領と言えよう。彼が戦端を切りたいと思っている訳は無い。何故なら、戦争は最大の環境破壊であるからである。

原文記事(英文)URL:
http://ens-newswire.com/2013/08/29/keystone-xl-pipeline-flunks-climate-test-new-report/

カテゴリー : 他メディアより | Posted By : dantesforest |
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