C40 とシーメンスによる初の『大都市気候リーダーシップ賞』――10 都市のサステナビリティに対する優れた取り組みを表彰
シーメンス・プレスリリース、 2013年9月4日
<ロンドン発>
シーメンスとC40 世界大都市気候先導グループ(以下、C40)は本日、ロンドンにあるサステナビリティーセンター『クリスタル(The Crystal)』にて、初の『大都市気候リーダーシップ賞』の授賞式を開催しました。 気候変動対策として都市の持続可能性を考慮しつつ先導的な活動を行った10 都市を表彰しました。表彰都市および部門は以下の通りです。
• 東京 (都市開発金融)
• ボゴタ (都市交通)
• コペンハーゲン (炭素測定・計画)
• メルボルン (エネルギー効率に配慮した建築物)
• メキシコシティ (大気環境)
• ミュンヘン (グリーンエネルギー)
• ニューヨーク (適応性及び強靭性/レジリエンス)
• リオデジャネイロ (持続可能なコミュニティ)
• サンフランシスコ (廃棄物処理)
• シンガポール (インテリジェント・シティ・インフラストラクチャー)
C40議長を務めるニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏は以下のように述べています。「C40とシーメンスによる『大都市気候リーダーシップ賞』は、政府や国際機関などの施策をただ待つのではなく、気候変動のリスクに対し率先して行動を起こし、積極的に取り組んだ都市に贈られるものです。各都市で画期的なアプローチを行うことにより、やがて地球規模の温暖化に対しても効果をもたらすことができます。受賞都市の皆さまには心よりお祝い申し上げるとともに、今後のプロジェクトの進展について、C40などの場で伺えるのを心待ちにしています」と述べています。
都市開発金融: 東京
世界初の都市型キャップ・アンド・トレード(排出量取引制度)。2010 年4 月の導入以来、大型商業施設や工業用建物のCO2 削減を目指したもの。初年度は1,100 を超える施設が参加し、CO2 の排出量を13%削減しました。翌年はさらに10%削減し、現在までに700 万トンものCO2 削減に貢献しました。
<以下略>
プレスリリースURL:http://www.siemens.co.jp/Japanese/Press/2013/PressRelease/Pages/Press_20130905.aspx
ブログ管理者注:
排出権取引きで700万トンのCO2削減を達成したと言う事は、実際に東京の企業や団体が省エネルギーを実施してCO2を削減したのではなく、CO2排出枠を持っている国、企業からCO2排出権を購入することで、CO2の排出削減をしたのと同じに扱われるものである。お金がだぶついて投資先に困っている日本の企業が、リーマンショック以来安値安定(2008年まで20ユーロ/トンであったが、4ユーロで低迷していた。最近5ユーロまで戻している。)であった排出権を投資先に買ったものと思われる。オリンピックと同じくお金の力である。
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