輸送のモーダルシフトでファクター5を達成した丸玉産業��
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北海道網走郡津別町にある丸玉産業株式会社は1902(明治35)年に水車の動力でマッチの軸木製造をはじめ、1910年には創業者が発明したロータリーレースで合板の製造をはじめ、現在も各種合板、建材メーカーである。
同社の津別工場は合板製造時に多量に出る木材端材を燃料にしたバイオマス・コージェネ発電を行い、合板工場で使用する熱源と電源を100%得ているゼロエミッション工場で、年間69,000トンのCO2を削減している。発電能力は4700kWで余った電力はグリーン電力として北海道電力の電力網に供給している。このうち1800kWはソニーがグリーン電力購入をして同社がグリーン電力証書を発行している。
同社と同社の輸送を担当する物流会社は共同で、製品の運送より排出されるCO2の削減を調査した結果、年間1,313トンCO2の排出がある事が分かった。また北海道から東京、東京から北海道方向のいずれにも空回送区間があることで無駄なエネルギーが使われていることが分かった。
同社と物流会社は、それまでのトラックと船を組み合わせた輸送を、トラックと鉄道を使う輸送にモーダルシフトをする研究を行い、その為に特殊な20フィートコンテナを開発した。その結果993トン(75.6%)の削減が可能となった。
同社は2008年度に経産省から新エネ大賞を受賞している。このような企業が陸続と続く事が望まれる。
同社のURL: http://www.marutama-ind.com/index.html
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