1つのタブレットで2000台のLED照明を制御
環境ビジネス編集部 2013年9月30日号掲載
世界トップの高効率を誇る160lm/W直管形LED照明を発売する遠藤照明。東証一部にも属する照明器具メーカーの大手が、この9月末に画期的なLED照明制御システムを発売する。それが「無線コントロールシステムSmartLEDZ(スマートレッズ)」だ。
具体的な内容を説明すると、LED照明器具の1台ずつに無線で制御指示を受信する超小型無線モジュールを内蔵させ、ひとつのタブレットで照明のON/OFFだけでなく、照度までを個別に調整してしまうというもの。システムは、コントロール用のタブレット、無線を送受信するゲートウェイ、照度/人感センサー、無線モジュール付LED照明器具だけと非常にシンプル。
ひとつのタブレットで、最大、2000台のLED照明を制御することを可能とする。このシステムの最大のメリットは、設置された場所に最適な光環境を、時間や状況にあわせて、きめ細かく変化/対応させられることだ。
光環境のきめ細やかな最適化は、省エネだけでなく、生産性向上や売り上げアップにも貢献できる。たとえば、スーパーなどの販売店であれば、特売コーナーを目立つように明るくすることもできるし、光の明暗を使うことで来客を誘引することも可能だ。
オフィス環境であれば、デスク回りは昼の光を利用しながらオフィスワークに最適な明るさを保ち、廊下は人が通るときだけ明るくして、いないときは暗くすることもできる。工場や倉庫でも、可動ラインにあわせた照明のON/OFFや光の調整も自在。つまり、光環境の最適化は、出費を抑える省エネだけでなく、仕事にプラスの作用、いわば「儲かる」を提供するものであるのだ。
<以下略>原文URL: http://www.kankyo-business.jp/column/005689.php
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