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15 Nov 2013 04:51:38 pm |
緑の小便器 |
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アムステルダムでは屋上緑化をこのような方法で行う
Bild.de, 2013-11-15より、
アムステルダム市では、市民に小便を寄付するように募っている。この聞いた事の無い寄付の募集がこのオランダの都市で行われている。これは同市が、環境に優しい、グリーン都市になる為のキャンペインの一環である。
アムステルダム市水道局が、市の繁華街に仮設型の小便器を並べた。これは、立ち小便を予防するのが狙いでは無く、小便を集めるのが目的である。ここで集められた小便は、屋上緑化の肥料となる。このキャンペインは名付けて「グリーン・ウリーン(Green Urine, 緑の小便)」である。
市は、1万平米の屋上緑化を計画しているが、その為に化学肥料を使ったのでは資源節約にならないとの考えからこのキャンペインが始まった。化学肥料を製造する為には多大なエネルギーが必要である。例えば窒素固定剤の硫化アンモニウムは製造する為には高温が必要で、多大なエネルギーを必要とする。1kgの硫化アンモニウムを製造するにはほぼ同量のCO2が発生している。
人間の小便には、肥料の三大要素と言われる、窒素、カリウム、リン酸塩が全て含まれており、糞便が混じっていない小便では細菌汚染の心配も無く、製造に莫大なエネルギーを必要とする化学肥料に代わるものとして、着目されている有機肥料である。
原文(ドイツ語)URL:
http://www.bild.de/ratgeber/2013/urin/gruener-urin-amsterdam-bittet-zum-pissoir-33252796.bild.html
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カテゴリー : 他メディアより |
Posted By : dantesforest |
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