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10 Dec 2013 10:42:44 am |
捕獲魚の投棄禁止 |
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欧州連合(EU)の新漁獲法は、漁場での不要魚の廃棄を禁止
2013-12-10 ENS-Newswire、ストラスブール発より、
十分食用になり得るのにかかわらず、市場価格が低いとの理由から、一度漁獲されて死んでしまった魚を船上で選別して廃棄する行為を禁止する法律が、EUで2014年1月1日から発効する。
EUの新しい漁獲政策は、始めて持続可能性の考え方を漁業分野に反映させるものとなる。専門家会議が加盟の28ヶ国に対し漁獲量の上限を定め、各国は自国の実情を踏まえてEUと交渉して変更を加える事が可能である。この漁獲量制限は養殖魚に対しても適応される。
この法律の成立にリーダーシップを持って当った、英国漁業大臣のジョージ・ユースタイス氏は、十分に食用に供する事ができるのにかかわらず、一度漁獲され死んでしまった魚を商品価値が低いからと言うだけの理由で海上投棄していた漁業関係者の利益代表との交渉は困難で3年の月日が費やされたと、語った。
2005年の統計データによると、EU域内で年間130万トンの食用可能な魚が海洋投棄されている。一度漁獲されて海上投棄される率は大変高く、イベリア半島近海では、30〜60%で、北海のビームトロール船漁では50%、北海のトゥイン・トロールによるエビ漁では20〜98%、北東大西洋の底引き網漁では40%が廃棄されている。
日本近海の底引き網漁においても海上投棄の率はEUとさほど変わらず、35%〜65%が廃棄され約90万トンと言われているが、このような規制の動きはない。
原文(英文)URL: http://ens-newswire.com/2013/12/10/eu-bans-fish-discards-under-new-common-fisheries-policy/ |
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Posted By : dantesforest |
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