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13 Dec 2013 03:45:39 pm |
ボタン鍋にご注意 |
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福島県の山の放射能汚染は超高濃度、イノシシ肉1kgから6000ベクレルを測定
Finance GreenWatch 2013-12-12より、
福島県が実施した「野生鳥獣の肉における放射性核種の濃度測定結果」によると、飯館村で捕獲されたイノシシから、基準を大きく上回る1kg当たり6000ベクレルの高濃度セシウムが検出されのをはじめ、調査対象となったイノシシ30頭のうち大半の28頭、ツキノワグマは2頭中2頭が、基準を上回る放射能に汚染されていた。豊かな福島の森と山の汚染は極めて深刻だ。
12月11日の発表では、イノシシは田村市で捕獲された2頭だけが基準の1kg当たり100ベクレル以下で、その他のイノシシの大半が基準オーバーとなった。最高は飯館村の6000ベクレルだが、それ以外でも、同じ飯館村で別の日に捕獲されたイノシシからも5200ベクレルが見つかるなど、イノシシの放射能汚染の深刻度が増している。またツキノワグマは調査検体が2頭だけだったが、いずれも210、 530ベクレルと、基準超となった。
福島県以外でも、栃木県日光市と鹿沼市で捕獲されたイノシシから、それぞれ240、200ベクレルのセシウムが、同県塩谷町と那須塩原市で捕獲された日本シカから、それぞれ150、110ベクレルを検出した。野生の生き物たちの放射能汚染の深刻度は増している。動物の汚染だけでなく、キノコや栗等の「森の幸」の汚染の広がりも尋常ではない。
欧米では人の健康被害だけでなく、生態系・環境の破壊に対する市民社会の厳しい視線があるが、「環境先進国」を標榜する日本では、なぜか自然環境への汚染を、メディアもあまり問題視しないという風潮があるようだが、山、森の汚染は、川や地下水を通して、下流地域一帯に広く影響を及ぼす。
政府は、エネルギー基本法の改正で今後も原子力を日本のエネルギーのベースにすると決める事で進んで居り、1月には閣議決定される。日本の山林が放射能汚染されて行く現実にはひたすら目をつむり、経済成長のみを追い求める安倍内閣は日本の歴史に大きな汚点を残す。しかし、そこでの不都合な真実は全て特別秘密事項として闇から闇へと葬られる。
厚労省・食品の放射性物質検査についてのURL:
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11135000-Shokuhinanzenbu-Kanshianzenka/0000031962.pdf
福島県自然保護課の野生鳥獣の肉における放射性核種の濃度測定結果についてのURL:
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/shizen25-kekka1211.pdf |
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カテゴリー : 他メディアより |
Posted By : dantesforest |
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