ダンテの森    
17 Dec 2013 06:10:26 am
日本は58国中52位
気候変動対策業績指標:温暖化ガス排出量は増加の一途であるが、そこには希望も。
ジャーマン・ウォッチ、ワルシャワ2013-12-8発、

 ジャーマン・ウォッチは最新の気候変動対策業績指標(Climate Change Performance Index, CCPI)を発表した。

 この調査は、地球温暖化ガスの大量排出国58ヶ国のランク付けをおこなっているものである。今回の調査結果によると、すべての国において前年よりも排出量が増加している。2020年までに地球の平均気温の上昇を2.0度Cに抑制する為に必要な削減量を達成した国はなかった。良いニュースは、中国と米国の排出量トップ2の増加の勢いが下がったことである。

 デンマークは4位を守っているが、その理由は例外的とも言える優れた国家の環境政策によるものであり、それが反映されすべての点において優れている。

 英国は15%の排出量削減に成功を収めて、10位から5位へと躍進している。

 オーストラリアの政権交代は結果に顕著にひびき、51位から57位に転落している。カナダは改善の兆しが全く見えず、57位に甘んじたままである。58位はカザフスタンである。

 ドイツは初めてベスト10から転落した。前回の8位が今回は19位となり、下がり幅の最も大きい国の一つである。その理由は政府の環境政策を立案した専門家の失敗である。

 COP19のホスト国のポーランドは、46位から45位へと一ランク上がり環境サミット議長国の面目を辛うじて守るかたちになった。

 注目すべきは、排出量トップ2の中国と米国である。この2国は当然下位にランク付けされているが、中国は排出量の増加率の速度が著しく低下しランクが46位に上昇している。米国も排出量の増加率が下がり43位に上がっている。米国は2014年からオバマ大統領の主導で、旧式の石炭火力発電所の運転停止がはじまるので、さらなる排出量の削減が期待できランクアップが期待されている。

 日本は52位に転落し、中国と米国よりも厳しい状況である。阿倍政権の政策は経済成長一辺倒でそれがこの調査結果にでている。

原文(英文)URL: https://germanwatch.org/en/press
カテゴリー : 他メディアより | Posted By : dantesforest |
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