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24 Jan 2014 10:09:45 am |
富の格差は更に拡大 |
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上位85人の資産、下層50%の合計額と同等 NGO調査
CNN 2014-01-22ダボス(CNNMoney)発、
国際NGO(非政府組織)オックスファムは22日までに、世界全体の富の増加分の約半分を上位1%の資産家が握っているとする報告書を発表した。
オックスファムは、米経済誌フォーブスが出している世界の長者番付と、スイスの金融大手クレディ・スイスの資産動向リポートに基づいて富の分配状況を調べた。
それによると、昨年の世界の家計資産の合計は前年5%増の241兆ドル(約2京5200兆円)に達したが、このうち半分近くに相当する110兆ドルは、上位1%が独占していた。また最上層の85人が握る資産は、下層50%の人々の資産の合計額に相当するという。
オックスファムのビヤニマ事務局長は「貧富の格差そのものが危険なばかりでなく、少数の富裕層が権力を握り、それが世代を超えて引き継がれる恐れもある」と警告する。
世界経済フォーラム(WEF)は22日開幕の年次総会「ダボス会議」に向けた報告書で、世界経済が直面する最大の脅威は所得格差の拡大だと指摘した。オックスファムによれば、過去30年間で格差が拡大した国に住む人の数は、世界人口の7割を占める。
ビヤニマ事務局長は「格差は経済成長を妨げ、社会を不安定化させる」として、ダボス会議に出席する各国政財界の指導者らに、税制改革や医療、教育への投資などを通した格差是正を呼び掛けた。
原文URL: http://www.cnn.co.jp/career/35042859.html?tag=cbox;business
オックスファム・ジャパン プレスリリース 2014-01-20
【ダボス会議】経済格差についての最新報告書を発行
本日、オックスファムは、1月22日に開幕するダボス会議に先立ち、経済格差に関する調査報告書「Working for the Few; Political capture and economic inequality (日本語タイトル:少数の利益のために―政治権力と経済格差)」を発表しました。
今回のダボス会議を始め、G20やIMFなど、世界経済に関する国際的な討議が行われる場では、極度の経済格差がグローバルな課題として認識され、その解決策が議論されています。 本報告書では、多国籍企業や最富裕層が、自らの利益に資するように政治に働きかけ、経済ルールを操り、民主主義を損なうようなやり方で富を蓄積していることを指摘しています。この結果、先進国と途上国の区別なく、前例のないほど格差が拡大しています。世界人口の1%の最富裕層が世界の富の半分を独占しており、最富裕層85人の資産総額が、世界人口の所得下位半分の総資産額に匹敵することも明らかになりました。
また、6カ国(ブラジル、インド、南アフリカ、スペイン、英国、米国)で行った世論調査の結果、約60%〜80%の人々が、国の法律が一部の富裕層に都合よくつくられていると感じていることがわかりました。
<以下略>
オックスファム・ジャパンのURL: http://oxfam.jp/2014/01/post_574.html
報告書(英文)のダウンロードURL:
http://oxfam.jp/media/bp-working-for-few-political-capture-economic-inequality-200114-embargo-en.pdf |
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カテゴリー : 他メディアより |
Posted By : dantesforest |
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