オバマ大統領2014年一般教書演説
ENS Newswire 2014-01-28 Washington発
今晩の一般教書演説でオバマ大統領の口から最初に出た言葉は、雇用と経済成長であった。もちろん彼はその経済成長の文脈で気候変動と戦う為にクリーンエネルギーを支援すると入れる事は忘れなかったが、環境保護派からはオバマ政権は化石燃料から離れることはしなかったとの失望の声が聞かれた。
オバマの「エネルギ―総力戦」では、天然ガスは正しい方法で採掘をするならば、より少ないCO2の燃料としてクリーンエネルギーへの橋渡し役となる事ができるとし、工場が天然ガスへの転換する為に約1000億ドル(10兆円)のプロジェクトをスタートするとした。
その一方で、オバマはブームとなっているシェールガスの方に向いているだけでは無く、世界一の太陽光発電国となろうとしているとし、全米で現在も4分に一軒の割合で太陽光パネルが設置されており、その作業は全てアメリカ人が行っていると太陽光パネルによる雇用について語った。
また、オバマは既に決定した財政状況の良好なオイル・ガス生産者への補助金の打ち切りについて繰り返して、年間4000億ドル(40兆円)の化石燃料産業への補助金であった予算が、今は新エネルギーの研究開発に向けられていると強調した。
次に、オバマ政権はアメリカを省エネルギーへと方向転換させる事に成功し、今は全米の地方自治体と産業がパートナーシップを結んで、省エネ政策を実行しているとした。
自動車産業の救済にあたっては、アメリカの自動車の燃費向上をその条件に加えた。来月には新たなトラックに対する排出規制が施行され、それにより米国の化石燃料輸入量は削減されるとした。
そして、アメリカのエネルギー政策は雇用を促進し同時に清潔で安全な地球の為に貢献している。アメリカが過去8年間に削減したCO2の量は世界のどの国よりも多い、しかし我々はもっと急ぐ必要がある。何故なら気候変動は既に我々を脅かし始めているからである。その為に、私は政府に全米の石炭火力発電所のCO2排出量に上限を設定するように命じた。<以下略>
原文(英文)URL:
http://ens-newswire.com/2014/01/29/enviros-criticize-obamas-state-of-the-union-address/ |