NTTファシリティーズ、東電管内で「ネガワットアグリゲーション」を実施
環境ビジネス・オンライン、2014-3-15
NTTファシリティーズは、東京電力管内において、平成24年度に引き続き、平成25年度も、電力需要が高い時に顧客の節電を支援することで電力の消費を抑える「ネガワットアグリゲーション」事業を実施すると発表した。
ネガワットアグリゲーションの仕組みは以下のとおり。系統全体の電力需要が高い時にアグリゲータ(エネルギーを管理する事業者)である同社が、
•顧客の節電を支援することで「ネガワット(=節電)」を創出する
•そのネガワットを集め(=アグリゲーション)、電力会社に提供する
•電力会社から得た協力金を、顧客へネガワット量に応じて還元する
これにより、電気事業者と顧客の間で、ネガワットの価値向上を図る。
同社は、平成24年度の夏期および冬期に東京電力管内においてネガワットアグリゲーションを実施し、系統全体の電力需要が高い時に顧客の節電行動が高い効果を持っていることを確認した。この実績に基づき、東京電力と協議を行い、平成25年度は通年でのネガワットアグリゲーションを実施することとなった。
平成25年度の対象エリアも東京電力管内。対象期間は4月1日から平成26年3月31日まで。対象時間は、1.平日9:00〜12:00、2.平日13:00〜16:00、3.平日16:00〜19:00。但し、1日に複数回依頼することはない。
同社では、ネガワットアグリゲーションに参加する顧客を3月29日まで募集する。参加条件は下記の通り。
01.東京電力から高圧50kW以上の電力を供給されている法人の顧客
02.同社以外の事業者と同様の契約をされていない顧客
03.東京電力と需給調整契約を締結されていない顧客
04.デマンド電力を計測している顧客
原文URL: http://www.kankyo-business.jp/news/004424.php |