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18 Mar 2014 11:01:47 pm |
グリーン自動車ボンド |
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トヨタが米国のABS市場でグリーンボンドを発行
International Financing Review, 2014-03-10より、
トヨタは、同社にとって初めての「グリーンボンド」を米国の自動車ABS(資産担保証券)市場で、12億5000万ドル(1250億円)規模の債権を今週中に発行すると発表した。この債券発行により調達した資金はハイブリッド車、電気自動車、燃料電池自動車などのグリーン技術を使った自動車のローンやリースのファイナンスに活用する。
ボンドの構造化はシティバンクが行い、バンカメ、メリルリンチ、モルガンスタンレーが主幹事会社となる。3行は発行債券のうち、AAA格の約7億7400万ドル(774億円)を投資家に販売する。
BNPバリバ、クレディアグリコ、JPモルガンとみずほ銀行が副主幹事会社となる。
日本のグリーン商品のローンやリースのファイナンシングが証券化され、グリーンボンドとして海外のABS市場で債券を発行するのはこれが初めてとなる。いよいよ、日本の金融界もグリーンビジネスに注目するようになってきた。日本政府は不況脱出の為の経済成長戦略しか頭には無いが、市場は着々とグリーン経済への変革の準備をはじめているようである。
ファクター5では、このような金融エンジニアリングと呼ばれる「技術」で作られた金融商品は、もっともアングロサクソン的な競争経済の象徴的な存在で環境負荷の対価をあやふやにするものであると批判的である。しかし、金融市場がグリーン経済への移行が、時代の要請であると受け止めはじめた兆しとすれば、それはそれで歓迎すべき事では無いだろうか。
原文(英文)URL: http://www.ifre.com/toyota-sets-first-ever-auto-abs-green-bond/21135618.article |
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カテゴリー : 他メディアより |
Posted By : dantesforest |
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