ダンテの森    
21 Oct 2011   03:44:56 pm
持続可能性社会(3)
一見人気があるが間違った考え方は本当の持続可能性社会の実現を阻む。


 電気自動車と言うと人々は「走行距離」を問題にする。目的地に着く前に電池が切れるのではないかと言う怖れからでるものである。しかし、調査によると人々は自分が実際に走っているよりも多くの距離を走っているものと思い込んでいる。調査結果では一人の平均は50〜80km(アメリカの調査結果)であり、これは第一世代EVのレンジに十分入る。そして第二、第三世代のEVでは距離がもっと伸びる。また、エネルギー補給に対する考えかたも、空になる寸前に給油したり、満タンにはしないと言うやり方も自然と変わってくるものと思われる。

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20 Oct 2011   10:25:29 am
持続可能性社会(2)
持続可能性社会テクノロジーは未だに必ずしも明確ではないこと。

点滴農業は水資源の有効利用に取っては最も有効な方法であるが、レタス栽培に限っては適用できないのでは無いかと思われているし、最近の清涼飲料水のアルミ缶はアルミの量が2/3になっているが、それによりごみの埋め立て場がより長く使えると思っている人がかなりいる。持続可能性社会を推進して行く上でそのテクノロジーを明確に説明し、その目的が世界中の人々の生活の質を向上させる事にある事を理解しあえるような対話を続ける事が必要であること。
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19 Oct 2011   03:25:45 pm
持続可能性社会(1)
持続可能性社会テクノロジーが環境変動、エネルギー保障と経済成長にどのように関わってくるのかには5つのキーワードが有る。それを5日間で連載する。

日常生活に持続可能性社会的考え方を取りいれる事を歓迎する人が増加していること。

 昨年の調査結果によると、3/4の消費者が持続可能性社会の役に立つのであればバイオテクノロジーが関わって作られた食品を購入しても良いと答えている。消費者に取って食品は最もデリケートな反応を示す分野だが、ここで持続可能性社会の為ならと言う動機づけが出来ていることに注目したい。

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18 Oct 2011   01:21:12 pm
アメリカから(5)
持続可能社会ビジネスはとてつも無く大規模


ヴァージュは全ての分野に於いて持続可能社会の為に役立てる。どのように異種のシステム、建築、サプライチェーン、交通機関、通信ネットワーク、あるいは都市そのものであったりするものが、集めあったり、対話をしたりして行きつくところは結局消費者である。住宅のオーナーもスマートメーターのおかげで持続可能社会の一員に取りこまれる。グリッドがオーナーに対し自宅のどの機器をどのタイミングでONにするべきかを話しかけてくる。むずかしい理屈をだれにでも分かる言葉に翻訳して、何時にONにすれば今ONにするよりいくら安くなりますと教える。消費者を持続可能社会の一員にする事が最も大切なことなのである。

開発者たちは可能な限り広い視野でものごとを見つめる事が肝要である。グリーン関連の見本市に行くと、自動車メーカー、コピー機メーカー、化学製品のメーカーまで、ほぼすべてのメーカーが太陽光パネルを展示している。彼らがエネルギー産業で有ったことは一度もない。それくらい持続可能社会とは大きなマーケットなのだ。

目先の利く企業は既にEV(電機自動車)のチャージステーションのリニューワルに焦点を定めて研究開発をしていると言う。持続可能社会ビジネスは今までなかったくらいにとてつもなく大規模なものなのだ。会社、地方公共団体の枠を超え、国も超える規模になる。それを実現する企業もヴァージュなしではやって行けない。

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17 Oct 2011   12:41:00 pm
アメリカから(4)
クラウドとヴァージュ( Convergence )


クラウドコンピューティングはITビジネスの最先端技術である。コンピュータ相互で高速、簡単に大容量の情報交換をするのを目的にしている。もともとは持続可能社会を実現する為に開発された技術ではないが、クラウドを通じてオフイスビルが「会話」する事が可能となる。クラウドを通じて事なった分野のコンピュータが情報を共有し、分析することで省エネルギー、省資源を目的にする製品やサービスの提供が可能になる。

例えばある会社を車で訪問しようとする時に、相手先のビルの駐車場に空きがあるのか、もし無ければ近くのビルの駐車場の空きを探して車に教えてカーナビで教えてくれる。そうすることで一方通行に悩まされながらビルの周りをぐるぐる回る事も、それにより渋滞を招く事もなくエネルギーの節約ができる。これがビルと車がクラウドを通じてヴァージュした結果生み出された新しいサービスである。

最近の例ではクラウドを使う事でオフイスの使用状況を細かく把握してビルの冷暖房や照明用電源の使用を調節するすることで10%もの電力使用量を節約できる。このために必要な投資分は約18カ月で償却が可能である。ニューヨークのエンパイアステートビルディングでは建築後80年の2007年に大改築が行われこのシステムが取り入れられた。このプロジェクトの目玉は数千ある窓をトレードマークの赤い窓枠の外観を変えることなく高断熱性の窓枠と窓ガラスに変えることで38%の省エネを達成することであった。9千300万ドル(70億円)を掛けたこの改築はわずか3年分のエネルギー費の節約で元がとれる。そして年間10万トン以上のGHG(地球温暖化ガス)の排出を減らす事ができた。2011年9月にはLEED(アメリカの建築物の持続可能性を査定する基準)の金賞を受賞した。

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