ダンテの森    
15 Jun 2012   08:39:07 am
持続可能性ゲーム
ゲーム感覚戦略で企業における持続可能性を求める

93%の企業経営者は持続可能性は自らの企業の将来にとって大変重要であると認識しているとの調査結果があるが、これを実現する一つの回答がゲーミフィケーション(ゲーム化する)である。
電子ゲームには習慣性が有ることを認識した上で、感謝をすること、協力し合うこと、友好的な競争関係を築くことなどで、人々を社会的に向上する動機付けする事が可能である。ビジネスの社会では、人々は個人としての完成が、チームとしてのポイントになり、表彰されたり、認められるようにすることからやる気がでてくる。
例えば、クラウドを使ってゲーム式に持続可能性を学習できるツールを使用した企業では、エネルギー消費、水の使用量、ごみの量、出張の回数などに変化が表れてくる事が報告されている。

ゲーミフィケーション戦略は社員に持続可能性社会への取り組みを増進させる。

1. 持続可能性への個人目標を企業の目標とシンクロさせる。
2. 持続可能性予算と目標、そして成果に対する報奨と分配を明確にする。
3. 挑戦、バッジ、レベル、報奨、リーダーグループと言ったゲームにおける要素を取り入れて、改革することがおもしろくする。
4. 個人の体験にもとづいた持続可能性への挑戦の実例を紹介する。
5. ソーシャルネットワーク形式のコラボレーションとコミュニケーションで、社員主導の持続可能性を成功させる。
6. 社員が出した持続可能性や省エネのアイデアを成功させる。
7. 職場倫理を確立させることが、良い社員を喜ばせ、辞めさせない。
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14 Jun 2012   04:45:11 am
バンコクからです
かなり進んでいる省エネ化


 昨日から出張でタイ王国の首都バンコクに来ている。前回バンコクに来たのは旅行で2009年であった。今回バンコクに来て最初に感じたのは、まず空港のエアコンが冷え過ぎていない事だ。前回来た時は空港でフライトを待つ間寒くて気分が悪くなるほどであったが、今回は急いで歩くとうっすらと汗をかく程度なので、恐らく設定温度は28℃くらいにしてあるのだと思う。

 次に空港の照明が以前は不必要に明るかったのが、必要な場所と不必要な場所で光をを節約してある。空港から街に入るとやはり街の余計な照明が少なくなった気がする。

 バンコクも持続可能な開発都市の仲間入りをしたのであろう。

 バンコクは200年以上タイ王国の首都としての歴史をもっている。550万人が住民登録しているが、800万人が居住しているとみなされている。面積は1568平方キロである。

 現在、この街の最大の環境問題は都市ごみである。一日に7000トンの都市ごみが出されるが、焼却炉のキャパシティーは一日に5000トンしかない。

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13 Jun 2012   12:01:55 pm
EVでCO2排出枠
日産、EVでCO2排出枠を捻出 売却益で充電設備

日経電子版 nikkei.com 2012/6/9 1:48

 日産自動車は月内に、同社の電気自動車(EV)「リーフ」を活用して二酸化炭素(CO2)排出枠を生み出す取り組みを始める。「リーフ」の所有者と協力し年1万トン程度の排出枠を生み出して販売、得られた資金を急速充電インフラの整備や森林保全に活用する。EV利用による地球温暖化防止への貢献を消費者にアピールして、EVの販促につなげる狙いもある。

 経済産業省が2008年から運用する「国内クレジット制度」を活用する。日産はこのほど同制度を運用する第三者委員会に、EV普及によりガソリン車の走行を減らすことでCO2を削減する手法を提案。国内クレジットとして認められた。

 EVは走行時のCO2排出がゼロなため、EV1台でガソリン車の年間CO2排出量に相当する0.9トン分の排出枠を生み出せる計算になる。

 6月からリーフオーナーに広く協力を呼びかけ、合意を得られたオーナーからEV利用によるCO2削減分を無償で譲り受ける。小口の削減分を日産が集約して経済産業省所管の一般社団法人、低炭素投資促進機構に販売する。

 日産は協力ユーザーに対し、EV走行による温暖化ガス削減量の情報をインターネットを通じてリアルタイムで配信。ユーザーは「リーフ」乗車による地球温暖化防止への貢献を実感でき、販促につながるとみている。

 日産は今年3月までに国内で「リーフ」を累計約1万2千台販売している。12年度中に新たに販売する「リーフ」も活用して、今年はまず最大1万トン程度の排出枠を生み出す計画。排出枠は1トン当たり1500円程度で販売、得られた資金をEV普及に不可欠のインフラである急速充電器の設置や森林の保全活動などに活用する。将来は年間1億円以上の排出枠を生み出すことを視野に入れている。

 国内クレジットは従来、排出枠の量が小口であることから中小企業の利用が中心だったが、TOTOが3月から省エネ型便器を一般家庭に普及させることを通じて排出枠を生み出す取り組みを始めるなど、大企業にも利用が広がっている。
カテゴリー : 他メディアより | Posted By : dantesforest |
12 Jun 2012   06:13:07 am
自然光照明
自然光の採用で省エネと快適性アップの両方を向上

 GHG(地球温暖化ガス)の総量の40%は建築物から出されている。建築物の省エネは大きな意味を持つ。その中で照明は、アメリカで13%、欧州で12%、中国で9%を占めている。白熱電球を蛍光灯やLED照明に交換することで80%の証明が達成できるが、自然光を取り入れる照明を行う事で更に省エネの達成が可能である。自然光の取り入れは、省エネ効果だけでは無く、居住快適性も上げる効果が有る。

 建物の中心部に自然光を取り入れる、高角度からの太陽光照明をするには、ビルの天井に、明り層、光シェルフなどを設備して採光する。光シェルフやブランドを備えない天窓は、直射日光が入ることで室内に強すぎるコントラストができて不快である。太陽光は拡散、分配をデザインして強さを調整することで心地よい明るさを作ることができる。窓の外に葉が余り密集しない樹木を配置して木漏れ日を取り入れるなどは効果的な方法である。落葉樹を選ぶことで夏は直射日光を防ぎ、冬は太陽光を採り入れることができる。

 建物の中の家具の配置、色、材質を工夫して昼光の反射の分配、拡散を採光窓に設備した光シェルフ、ルーバー、ブラインドなどと組み合わせてデザインすることで、光を和らげ眼の疲労を軽減できる。昼光は、HVAC(暖冷房・換気)システム、パッシブ・ヒーティング&クーリング、音響制御システム、センサー制御の電気照明システム、調光システムなどのビル制御システムと組み合わせることで、より心地よい空間を少ないエネルギーで提供することができる。

 昼光を取り入れた、事務所では、その快適性から集中力や能率が上がり仕事の生産性が上がったとの報告が数多くある。スーパーマーケットでは売り上げの増加が報告されている。工場では欠勤率が下がったとの報告も有る。自然光は人間の活動にプラスの影響を与える。
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11 Jun 2012   06:03:59 am
成熟社会における充足
世界は人間がひつようとするものは全て備えているが、人間の欲望を満たす用意はない。  ――マハトマ・ガンジー


 2008年のリーマンショック以来、経済不況は数百万の家族を貧困にし、ホームレスにし、さらには飢餓におとしいれ、それは現在も続いている。世界は緊急に限られた資源を浪費すること無く、貧しい人々にも行き渡らせる賢い方法を見つけ出さねばならない。

 この問題を掘り下げて行くと、何故人類は消費社会の夢から離れて充足感を得ると言うことが、そんなに難しいのかと言う問題につきあたる。

 大多数の人々にとっての現代生活における安心とはなんだろう? それは、愛する家族と快適な住宅、自家用車が1台、健康的な食生活、品質の良い衣類と化粧品、安全な医療品と医療サービス、世界の文化や芸術に自由に接することができ、スポーツを楽しみ、休暇を楽しむことができると言うものであろう。そして、隣人が家をリフォームしたり、高価な家具や電気製品を購入したり、三つ星レストランでの食事をしたとか、豪華な長期海外旅行を楽しんだ等と聞くと、自分たちも負けてはいられないとそれ以上の欲望が湧いてくる。

 彼らは市場の格好のターゲットになっているだけである。市場は欲望を掻きたてるありとあらゆる賢い戦略を使っているからである。

 メディアも政治も経済学者も、環境負荷のことはそっちのけで経済の成長のみを望んでいる。経済成長のみが、消費財、観光ビジネス、建設業における雇用を保証するものであると信じられている。しかし、従来の経済構造のままでの成長を続けることは、環境の破壊を進めるだけであることを知らねばならない。

 このままでは70億人の人々の持続可能性は有りえない。例え、省エネ政策が成功したとしても、今後も従来と同じような消費の増加を続けることは不可能である。

 成熟した社会においては、無限に消費を拡大するという欲望には限界があることを知り、充足を得ることを学習する必要が有る。
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