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| 03 Aug 2013 10:23:50 am |
 汚染水海洋放出 |
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福島第一 地下水1日400トン海へ 汚染2年以上続いていた
東京新聞電子版TOKYO Web 2013年8月3日より、
東京電力福島第一原発の高濃度汚染水が海に漏れている問題で、東電は2日、護岸から一日当たり約400トンの地下水が海に流出し続けていた可能性があると原子力規制委員会に報告した。護岸近くではトレンチ（配管などを通す地下トンネル）などに大量の汚染水がたまり、同原発の専用港でも汚染拡大が確認されている。たまった汚染水が地下水に混じって、海洋汚染が続いていた可能性がある。
東電は、陸側の地下水が1日10センチほど動いていることや、２号機周辺の護岸の改良工事を始めた直後から地下水位が上昇してきたことから、コンクリート護岸を越えて海に地下水が流出し続けてきたと推測した。
流出が始まった時期は不明だが、事故発生2カ月後の2011年5月以降、流出が続いていると仮定し、放射性トリチウムの漏出量を試算、約2年間で20兆〜40兆ベクレルが海に漏れたとはじき出した。福島第一で認められるトリチウムの年間放出量は22兆ベクレルのため、東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は「通常の管理と差がない範囲。ただ、問題がないと言うつもりはない」と強調した。
骨などにたまりやすく、より害の大きい放射性ストロンチウムは試算しなかった。
ただ、東電の観測でも専用港の各所で採取した海水から放出限度を大幅に超える濃度のストロンチウムを検出。汚染が続いているのは確実とみられる。
もうどうせ漏れているのだからと、なし崩しに既成事実ができたからと、今後は堂々と海洋放出されたのではたまらない。国際世論がもっと盛り上がらない限り、この国は何も変わらない。
原文URL: http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013080390070431.html
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| 02 Aug 2013 04:20:12 pm |
| 低エネビルが抱える問題 |
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バンカメタワーがLEEDプラチナである事を帳消しにしたディーリングルームとデータセンター
The New Republic 2013-07-28より、
2012年に完成した、ニューヨークで２番目に高層のバンカメタワー(Bank of America Tower)は、「世界で最も環境に配慮したグリーンな高層ビル」とマスメディアから称賛された。総工費10億ドル(1千億円)、55階建て、総ガラス張りで、マンハッタンの北西角のブライアント公園に面している。
太陽光を取り入れた省エネ照明は、全て自動でコントロールされ、水を使わない小便器や、雨水利用の中水道システム、夜間電力で氷を作っておいて昼間の冷房に使用するシステム等、低エネルギービルの模範として、LEEDからプラチナ認証を受けている。また、超高層ビルとしては初めてニューヨーク市エネルギー開発局から、95万ドル(9500万円)の省エネ報奨金も受け取っている。
オープニングには、ゴア元副大統領も訪れ、このビルにテナントとして入りたいとスピーチしている。
ニューヨーク市の昨年の発表を見ると、バンカメタワーの消費電力は同規模のビルにくらべかなり多いことが分かった。80年前に建てられ、最近省エネリニューワルが終わったエンパイアステートビルと較べると、単位面積当たりの電力消費は２倍以上である。
どうしてこんな結果になったのか？問題はテナントにある。LEED認証はテナントが決まる前に授与されるので、どんなテナントが入るかは考慮されていない。
バンカメタワーの延べ床面積20万�屬�3/4は、ディーリングルームとデータセンターである。ディーリングルームの一つのデスクには、平均5台の大型LCDと5台の高性能ワークステーションが使われている。その上、一年中24時間点けっ放しである。そして、これらのワークステーションにデータを提供しているサーバールームには数百台のサーバーが、365日24時間動いている。
これらコンピュータ類の電力の95%は熱となり室内に放出されるので、これらの熱を取る為に、後からテナントが設置したエアコンが使われている。この類のテナントが入ると電力需要は跳ね上がる。
しかし、この様なケースが有るからと言って低エネルギー化の改築や低エネルギービルの新築に意味が無いと言う事では無い。LEED認証制度も決して意味の無い事では無い。
問題は、ディーリングルームやデータセンター側にある。ディーリングルームのワークステーションやLCDは、24時間点けて置かなければならないのだろうか。ディーラーが席を離れたら切っても良いのではないだろうか？サーバーセンターはデータ量のデマンドに従ってサーバーをOFFにするような運用方法は無いのだろうか。廃熱の利用を考えるべきではないだろうか。何より、小電力でもっと大きな処理能力の有る光コンピューティング等を開発するべきではないだろうか。まだまだ、課題は多い。
原文(英文)URL:
http://www.newrepublic.com/article/113942/bank-america-tower-and-leed-ratings-racket# |
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| 01 Aug 2013 12:28:33 pm |
| 青少年環境サミット |
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世界30ヵ国160人が参加して第一回世界青少年環境サミットが開催---ドイツ・ベルリン
ドイチェべレ電子版2013-05-21などより、
15〜20歳の世界の青少年160人がドイツの首都ベルリンで5月10日〜20日までの10日間、安心して生活できる世界を作る為の提案をする為に、気候変動、自然資源の搾取、持続可能性等について政治家、学者、環境保護運動家等を交えて議論を交わした。
最終日には、共同声明と共に参加者によって作られた「希望の木」が、ドイツ環境大臣のアルトマイヤー氏に手渡され、代表が大臣に報告を行った。この「希望の木」は、ゴミの中から拾い出された材料で作られ、付けられた緑の葉っぱには、参加者全員の希望、豊富、目標などが書かれている。
この会議は、青少年の環境保護団体”youthinkgreen”が主体となり、国連環境計画UNEPのヴァイツゼッカー博士などが後援して開催された。主催者の一人で環境活動家で極点冒険家のアルベド・フックス(Arved Fuchs)氏へのインタビューをハノバーの新聞、ハノバー・アルゲマインが行っているので、紹介する。
Q: 何故今、この会議なのか？
A: 国連主導で行われている環境サミットは、問題の先送りが多く、はっきりした目標も出てこない閉そく感先行で、非生産的だ。環境の問題には若い世代がもっと敏感になるべきだ。彼らが直面する問題であり、決定権は彼らにあると考えるからだ。
Q: 持続可能性と言う言葉は、既に使い古された感が有る。若い人たちを惹きつける力が有るとおもうか？
A: これは生命を意識した生活をすると言う事だと言う事を伝えたい。毎日の生活の中で、例えば、買い物に行く時にレジ袋で買ってくるのか、自分でエコバッグを持って行って買ってくるのかを意識する事から始まり、使わない電気を消すなど省エネを考えること、生物多様性を考えると、この食べ物はどこから来ているのか、これを食べるべきだろうかと考える事が大切なんだ。
Q: 今の若者は、あなたの世代のように、実験的で冒険好きだと思うか？
A: 若い人は、ぼくが若かった頃と同じ様に、新しいものに興味を持っていると思う。ぼくが作ったゲーム「Ice Climate Education」は、ディジタル時代の若者にも受け入れられた。時代に合ったアドレスの方法が大切だと思う。ゲームで環境に興味が湧いたら、次は実際に自然の中に連れ出せば良い。国立公園だけが自然を守るのでは無く、ぼくらの日常生活が自然を守るのだと感じることができる。自分自身も自然の一部だと思えば、環境の為にできる事は無限に有ることが分かる。
ドイチェべレ(Deutsche Welle)電子版(英語)のURL:
http://blogs.dw.de/globalideas/the-tricky-job-of-hammering-out-a-climate-wishlist/
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| 31 Jul 2013 07:02:43 pm |
| 世界と日本の報道の差 |
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世界のマスメディアは異常気象、温暖化の影響と報道
ブログ管理人
西日本の異常高温は今後も続くらしいし、山口・島根の豪雨も過去には無い記録的なものであった。それでも日本のマスメディアは、このごろ一切「異常気象」と言う言葉は使わない。何十年ぶりの記録と言うことも聞かれなくなった。ましてや、「地球温暖化の影響」など一切触れないようにしているように思うのは、ブログ管理人だけであろうか？
世界中のどの報道を見ても、記録続きの異常気象で地球温暖化の影響ではないかとコメントしているのは、普通の事である。また、実際今年に入ってから数々の気象記録が塗り替えられている。日本のメディアの姿勢はおかしい。他の事なら平気で軽薄な発言をする、タレント・コメンテーターですら、「異常気象」「地球温暖化の影響」と言う言葉は使わないようにしているように思えてならない。それとも、気候の狂暴化が日常化してしまい、普通の事でコメントには値しなくなったのだろうか。もしそうだとすれば、それはもっと恐怖だ。
米中が、真剣に地球温暖化ガスの排出を削減しようとしているのは、広い国土を持つ自国内の異常気象が、実体経済や国民生活に影響を表しはじめ、国民からも環境負荷を緩和する政策に対しの圧力が有るからだ。日本のように、異常気象が起きてもお天道様の仕業とあきらめて、それが人間の営みに起因した気候変動であると捉えることをしなければ、環境負荷緩和政策など支持されない。
安倍政権は、経済成長一辺倒でそれしか頭に無い。そして、経済成長にはエネルギーがもっと必要と考えている古典経済しか知らない。だから、環境問題は都合が悪い。それを、敏感に感じている第三の権力者であるマスメディアは安倍政権に協力して、世論形成を手伝っているので、暗黙の報道コードができているように思えてならない。
マスメディアの内部告発を心待ちにしているのは、ブログ管理人だけだろうか。
WRI(世界資源研究所)のサイトで今年の異常気象一覧(2013-07-26)を見ることができる(英語)URL:
http://insights.wri.org/topic/extreme-weather
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| 30 Jul 2013 09:04:12 am |
| 安価な家庭用蓄電池 |
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リサイクルされた電池を使った家庭用バッテリーでエネルギーシフト
WEMAG社のホームページ2013-06-24より、
スイスのエネルギー会社WEMAGは、ドイツのパートナー会社と可搬型蓄電池の再利用により、安価な家庭用電力バッテリーを開発した。太陽光発電を行っている家庭では、余剰電力を貯める為の大容量のバッテリー設置の希望が多かったが、大変高価でなかなか手が出せなかったのを、安価に実用化したものだとしている。
その、基本となるのが今回開発された「ReeVOLT蓄電池」である。この非常に安価なバッテリーは、太陽電池などで発電された電力を最大5kWhまで貯めることができ、太陽が沈んだ後も化石燃料を燃やして作った電力にたよる必要がなくなる。家庭でのエネルギーシフトが可能となる。
なぜ安価なバッテリーを作る事ができたのか、その秘密は電動自転車用の可搬型バッテリーの再利用をしているからである。スイスのバイクテック(BikeTec)社が運営するレンタル電動自転車フライヤーEバイク(FLYER E-Bikes)が使用しているパナソニック性のリチウム―マンガン蓄電池は、使用開始後２年毎に新品に交換されるが、バッテリー性能はほとんど劣化していない。レンタル自転車としては、バッテリー容量が80%以下になる事は契約上許されない為にレンタル会社としては、早めに一律２年で交換している。
今回開発された家庭用バッテリーには、この電動バイク用のバッテリーパックが16個収納される。個別のバッテリーパックの性能や、充電状態には関係なく使用できるようになっているところがこのシステムの特徴である。性能が劣化したバッテリーはコントローラーの指示に従い、個別に交換すれば良いよい。交換の際には、中古、新品を問わない。このシステムは、バイクテック社のレンタルシステム用に2003年から使われている実績がある。また、この型式のバッテリーパックはスイス国内では電動バイク等に標準的に使われている為に、中古市場でも入手が容易である。
このバッテリシステムのYouTubeが用意されている。www.youtube.com/wemagtv
原文(ドイツ語)URL:
http://www.wemag.com/ueber_die_wemag/presse/pressemeldungen/2013/2013_06_24_reevolt-stromspeicher-photovoltaik.html
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