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19 Jun 2013 11:54:05 am |
スマートシティ |
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シュナイダ―・エレクトリックはボトムアップ戦略を勧める
GreenBiz.com 2013-06-18 Heather Clancyの記事より、
日本ではあまり知られていないシュナイダ―・エレクトリック(Schneider Electric )社は本社をフランスに置く1836年設立、現在世界106ヶ国に販売・サービス拠点と205ヶ所に生産拠点を持ち、11万人の従業員と320億ドル(2012年実績、約3兆円)の売り上げの企業で、グリーンビジネス分野ではシーメンスやジョンソンコントロールとならんでトップに名を連ねている。
スマートシティーと言うと、ビッグデータ解析とかM2M(マシン・トゥ・マシン)テクノロジーを思い浮かべるが、シュナイダ―は現存するデータつまり、上下水道と電力の消費量データを解析して、その建物や交通システムのエネルギー効率を診断することから始めるボトムアップ・アプローチを取っている。
同社は現在世界に200以上のスマートシティー・プロジェクトを進行中で、その中で大きなものは北京、ダラス、グルノーブル、リオデジャネイロがある。これらのプロジェクトは新建築の設計のエネルギー効率解析、ソフトウエアとサービスの提供で、センサー、各種メーター、制御システムを含んでいる。
更に、電力会社との電力大口契約のコンサルタントを行い、経験豊富な電力契約の専門家が、ユーザーに有利な契約締結を援助する。他には、不動産のキャピタルリスク査定や、既存ビルの低エネルギー化査定も行う。低エネルギー化改造計画にあたっては、予算に応じた長期にわたる段階的改善計画を策定する。
ビルの低エネルギー化、都市の低エネルギー化は他のメーカーは殆どトップダウン方式を取っているが、シュナイダ―はボトムアップ方式で、限られた予算でも部分的なグリーン化から始める事ができると推奨している。
日本で、排出されているCO2の40%は建築物から排出されている。建築物を低エネルギー化することで70〜80%のCO2排出を削減できる。日本の建設会社や建築主はまず、国内調達を考えるが、日本の電機メーカー各社が欧米の低エネルギー化レベルに到達するにはこれから始めると10年は掛ってしまう。その間、日本の建築物の低エネルギー化が遅れることになる。そんな余裕は地球環境には無いので、国産にこだわることなく、どんどん有るものは海外からでも入れて行くべきである。
原文(英文)URL:
http://www.greenbiz.com/blog/2013/06/18/schneider-electrics-bottoms-approach-smart-cities
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18 Jun 2013 04:41:03 pm |
スマートガラス |
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米セージ社(Sage Electrochromics Inc.)が調光ガラスの大量生産工場をスタート
GreenBiz.com 2013-06-17 Heather Clancyの記事より、
セージ社は世界最大規模のスマートガラス工場を完成させ、この度最初の製品を出荷した。年間46万平方メートルのスマートガラスの生産能力を備えている。
ここで生産されるのはセージガラスと名付けられた、調光ガラスでガラスにコーティングされたフィルムに電圧をON-OFFすることで、ガラスが透明になったり、不透明になったりして、光と熱の透過量を調整することができ、スマートガラスと呼ばれ、これにより建物内に入る光と熱を調整できる。低エネルギー建築には強い味方となる建築素材である。
開発には、250以上の特許が使われている。最大1.5 × 3.0メートルまでの顧客のニーズに合わせたガラスシートサイズで出荷する。
今回完成したミネソタ州ファリボー(Faribaut)工場の総工費は150億円、3万平方メートルの総面積で、同工場には450平方メートルのスマートガラスが使われ、夏の冷房、冬の暖房と照明コストを低減する。ちなみに同工場は低エネルギー建築で、設計と施工はシーメンスが行った。LEED Gold認証を取得している。
同社は、本年中に購入したユーザーを対象に、スマートガラス利用の専門デザイナーのコンサルタントを無料で提供している。スマートガラスを長年良好な状態で使う為には、それなりの設計と保守が必要となる。
グリーン経済へ移行するには、今後このような新規ビジネスが多数立ちあがってくることが望まれている。
原文(英文)URL:
http://www.greenbiz.com/blog/2013/06/17/sage-builds-brighter-future-smart-glass
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17 Jun 2013 12:44:48 pm |
自転車シェアリング |
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ニューヨークの交通革命、バイクシェアリング“CitiBike” がスタート
小ブログ2012年8月24日に紹介したニューヨークの自転車シェアリングは、システムトラブルや、ハリケーン「サンディー」の被害で1年以上遅れたが、2013年6月2日に本格スタートした。
大都市のサイクルシェアは、パリのものは有名であるが、欧州、中国を中心に増加しており、ニューヨークは後発である。日本には横浜などに小規模なものがあるが、何しろ日本は自転車専用レーンの整備が全くされていないので、歩道を走ることになり、自転車と歩行者の事故が増えおり、まだまだ遅れている。
現在、ステーションはマンハッタンとブルックリンに300有り、自転車は6000台の規模で運用しているが、計画ではステーション600、自転車12,000台になる予定である。
利用料金は1年95ドル、1週間25ドル、1日9.95ドルで、支払いはクレジットかデビッドカードのみである。使用方法は年会員と週・日会員で異なる。
年会員は、あらかじめ郵送されてきているカードと使って、自転車をアンロックして使い、目的地近くのステーションにロックインして返却する。アンロックからロックインまでの時間が45分以内であれば何回使っても無料である。超過料金は、75分まで2.5ドル、105分まで9ドル、それ以降は30分毎に9ドルがチャージされる。
週・日会員は、ステーションのそばのキオスクターミナルに最初に101ドルのデポジットを払って使用が始められる。発行されるワンタイムキ―番号を入力することで自転車をアンロックできる。一回30分で超過料金は60分まで4ドル、90分まで13ドル、それ以降は30分毎に12ドルチャージされる。最初に払ったデポジットから契約終了時に清算される。
目的地近くのステーションが満杯の場合は、スマホで直近のステーションの空きを調べる事ができる。ほぼ2ブロック毎に1ステーションが有るので、遠くまで返却に行くようなことな無い。途中雨になったら近くのステーションにロックインして別の交通機関に乗り換えれば良い。
ニューヨーク市は2002年から自転車専用レーンを整備してきており、その総延長は450kmになっている。従来から有る公園内や郊外へつながるサイクリング道路は1000km有りサイクリストには羨ましい限りである。
こんど、ニューヨークに行ったらバイクライドを楽しんでもらいたい。ヘルメットの着用が推奨されている。
詳細はURL(英文)で:http://citibikenyc.com/
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16 Jun 2013 08:39:33 am |
安倍首相の原発営業 |
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受注はしても稼働はしないであろうこれらの原発と石炭火力
6月15日からポーランドでV4と呼ばれるポーランド、チェコ、ハンガリー、スロバキアの4ヶ国の代表と会談を持つV4+1と言うそうであるが、その目的は原発の販売である。
先日、トルコのエルドアン首相に三菱重工と仏アレバの共同プロジェクトの加圧水型原子炉4基440万kWの契約を締結したと鼻高々であったが、日本の足元の福島原発の問題の解決の見通しすら立っていないのによくも平気で外国に売り込みに行けるものである、安倍氏の面の皮は原子炉の防護壁よりも厚そうである。
ちなみに、「わたしは原発反対よ」と語った夫人も一緒にポーランドに行っているようだが、向こうで同じことを言うのかが興味深い。
TCADのアフリカ諸国には石炭火力を売りつける話ができたのか、調子に乗っているようである。これらの国々にはODAで資金を有利な条件で貸し付けるので、喜んで飛びついてくる。
しかし、インド政府のような賢明な国もある。インドでは原発事故が起きた場合の製造者の賠償責任が法律で定められている為に、日本は売り込みを断念した。今後、日本が原発を売った相手国の政権が変わりインドに倣って製造者の賠償責任を国内法で明文化した場合には日本はどうする気なのだろうか?
それから、これから受注した原発が稼働するのはいずれの場合も2030年以降となる。我々が主張するエネルギー効率を上げてを5倍に使う「ファクター5」がそれまでに実現すればその時点で原発も石炭火力も無用の長物となる。また、当事国が再生可能エネルギーへと政策転換しても同じことである。おそらくそのいずれかとなるのは間違いなく、安倍首相が販売する原発と石炭火力は恐らく一基も稼働することはなく、ODAは一円も回収できなく終わることになるであろう事を、当ブログは予言しておく。
三菱、東芝、日立は原発や石炭火力の受注でここ数年は忙しい格好ができるであろうが、その先は無い。失った半導体ビジネスをとり返すことはできないし、グリーンビジネスへの転換もできていないガラパゴスの恐竜は滅びて行くより道は無い。その滅びゆく恐竜に多大な国民の巨額の税金がODAと言う隠れ蓑で注ぎ込まれようとしている。
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15 Jun 2013 12:31:01 pm |
南極氷融解の深刻 |
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南極の棚氷、減少理由は分離よりも融解でこれまで考えられていたより深刻
ナショナルジオグラフィック ニュース2013-06-14 Jane J. Leeの記事より、
従来、棚氷(陸上の氷河が海に押し出された部分)の減少の主な原因は、先端部が分離して氷山となるためと考えられていた。だが最新の研究で、棚氷の減少には別のメカニズムも働いていると明らかになった。南極大陸の棚氷の大部分は、下から溶けていっているのだという。
このように棚氷が氷と海の接するところで溶けていることは、氷河研究の分野では以前から知られていた。しかしこれまでの研究はグリーンランドおよびアラスカの特定の棚氷を観察したものしかないと、アラスカ大学フェアバンクス校の氷河研究者で、2013年度のナショナル ジオグラフィック協会エマージング探検家プログラムの助成を受けているエリン・ペティット(Erin Pettit)氏は言う。ペティット氏は今回の研究には関与していない。
今回の研究は個々の事例報告から一歩踏み込んで、南極大陸の棚氷の減少の約55%が、氷と海の接点での融解によるものであることを確認した。
「このことから、海の役割は(これまで考えられていたより)重要だと言える」と、研究を率いたエリック・リグノ(Eric Rignot)氏は言う。リグノ氏はカリフォルニア大学アーバイン校(UCI)の教授で、NASAのジェット推進研究所(JPL)にも籍を置く。「海が原因で棚氷が溶けているのなら、地上の氷床にも海が影響を及ぼす可能性がある」。
というのも、棚氷はワインボトルの栓のような役割を果たしているからだとリグノ氏は説明する。つまり、氷河から海へ向かう氷の流れが、棚氷のおかげで、ある程度せき止められているのだ。過去の観測から、棚氷がなくなれば氷河が海へ流れ込むペースは上がり、それにより海水面上昇につながるということが分かっている。
今回の研究結果は、南極大陸が地球温暖化によってどう変化するかを予測する手がかりとなる可能性がある。これまでにも既に、地球温暖化の影響で南極大陸の一部は融解している。
「海水温が今後も上昇するなら、棚氷は少しずつ薄くなっていくだろう」と今回の論文の著者らは書いている。その結果、氷河が海に流入するのを棚氷がせき止める効果も、弱まっていく可能性がある。
原文URL:
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130614001
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