|
17 Jun 2012 11:28:47 pm |
太陽電池より省エネ |
|
|
省エネは再生可能エネルギーより賢い選択
GreenBiz.com 2012.06.15 Marc Guntherの記事より。
建築物はこの国におけるクリーンエネルギーの最大の資源であり、最も低価格で採取が可能である。エンパイアステートビルディングのオーナーTony Malkinは、6月13日〜14日にワシントンDCで開催された北米・省エネフォーラム2012で講演した。
もし、我々が―と言うより我々を代表しているワシントン政府が―再生可能エネルギーに注ぎ込む予算より1ドルでも多くを省エネに使ってくれていれば良かったのに、と彼は語る。
今日の太陽光パネルと風力発電関係企業は、税の据え置きを受けたり、補助金を受け取ったりしているのに、省エネ関係産業には全くそれが無いのは逆である。省エネも再生可能エネルギーも一時的な職場を提供するものと仮定した場合でも省エネはアメリカ国内の産業であるのに対して太陽光パネルは中国の産業である事を考える必要がある。さらに、省エネは一時的な産業では無く継続的に雇用を生み出す産業である。
問題は風力も太陽光パネルも生み出す電力は化石燃料よりも製造コストが高いと言うことである。それを無理やり補助金や税制で市場に受け入れられるものにしている点にある。このモデルは将来にわたり補助金でヤク漬けにする新たな産業を作るだけである。
それに較べて省エネはコストを長期にわたって下げて行く。工場にせよ、商業ビルにせよ、住宅にせよ、車でさえ省エネへの投資は経済構造をより効率の良いものにし、長期にわたる雇用を生み出す。
科学者達は、2050年までにCO2の排出を80%カットしなければ地球環境は守れないと警告しており、時間が無い。省エネも再生可能エネルギーも政府の保護を必要としている。政府の目を省エネに向けさせる必要がある。
このうように語ったTony Malkin氏がオーナーのエンパイアステートビルは2007年にグリーンビルに改築したことで、38%の省エネを行い改築費用の70億円は3年間のエネルギーコストの削減分で償却している。これは100MWの石炭火力発電所1.7基分の電力をエンパイアステートビルがクリーンに生み出したのと同じことにである。省エネ=発電である。
|
|
| |
カテゴリー : 他メディアより |
Posted By : dantesforest |
|
|
|
16 Jun 2012 09:51:12 am |
タイの省エネ事情 |
|
|
日本人の1/4しかエネルギーを使っていないタイ国民
今ぼくはバンコクのホテルでこのブログを書いている。タイは人口7千万人、平均年収は40万円位の典型的なアジアの発展途上の国である。今月20日からブラジル・リオデジャネイロで開かれるリオ+20 国連持続可能な開発会議では開発完了国(OECD諸国)とタイなどに代表される開発途上国の対立が予想されている。
ここに2011年にNEDO(新エネルギー開発機構)がタイで現地調査したタイ国民の省エネ意識調査がある。それによると、タイ国民の省エネ意識は大変高いと言え、電気機器を使わない時には必ずコンセントを抜くと答えた人は73%で98%が今後は抜くようにすると答えている。また、電気製品購入の基準に省エネを93%の人が重視するとしている。
タイ政府は、90品目の家電製品の省エネレベルを5段階に分けて評価し、省エネラベルを製品に貼る事を推奨しているが、実際に貼られているのは最高ランクを受けたレベル5の製品のみで、他の製品は義務付けられていない為に貼られていない。
タイ政府は2011年に省エネ戦略計画を発表している。それによると1.省エネルギーの推進。工場、ビル、家庭で2021年までに4%の省エネを推進する。2.再生可能エネルギーを2021年までに9%増加させる。との大変消極的な計画を発表している。タイ国民の省エネ意識を代表している目標数値とは言えない。しかし、これが開発途上国の平均的なスタンスである。
タイ人一人当たりの年間電力の使用量は2720kWhで、日本人は8760kWhで日本人の1/4でしかない。
その為、開発途上国はもっとエネルギーを消費する権利が有ると主張しており、国際会議では常に先進国との対立が起きる。エネルギーを使わずに豊かになれる方途を示すのは先進国の義務である。
|
|
| |
カテゴリー : ブログ管理人 |
Posted By : dantesforest |
|
|
|
15 Jun 2012 08:39:07 am |
持続可能性ゲーム |
|
|
ゲーム感覚戦略で企業における持続可能性を求める
93%の企業経営者は持続可能性は自らの企業の将来にとって大変重要であると認識しているとの調査結果があるが、これを実現する一つの回答がゲーミフィケーション(ゲーム化する)である。
電子ゲームには習慣性が有ることを認識した上で、感謝をすること、協力し合うこと、友好的な競争関係を築くことなどで、人々を社会的に向上する動機付けする事が可能である。ビジネスの社会では、人々は個人としての完成が、チームとしてのポイントになり、表彰されたり、認められるようにすることからやる気がでてくる。
例えば、クラウドを使ってゲーム式に持続可能性を学習できるツールを使用した企業では、エネルギー消費、水の使用量、ごみの量、出張の回数などに変化が表れてくる事が報告されている。
ゲーミフィケーション戦略は社員に持続可能性社会への取り組みを増進させる。
1. 持続可能性への個人目標を企業の目標とシンクロさせる。
2. 持続可能性予算と目標、そして成果に対する報奨と分配を明確にする。
3. 挑戦、バッジ、レベル、報奨、リーダーグループと言ったゲームにおける要素を取り入れて、改革することがおもしろくする。
4. 個人の体験にもとづいた持続可能性への挑戦の実例を紹介する。
5. ソーシャルネットワーク形式のコラボレーションとコミュニケーションで、社員主導の持続可能性を成功させる。
6. 社員が出した持続可能性や省エネのアイデアを成功させる。
7. 職場倫理を確立させることが、良い社員を喜ばせ、辞めさせない。
|
|
| |
カテゴリー : 他メディアより |
Posted By : dantesforest |
|
|
|
14 Jun 2012 04:45:11 am |
バンコクからです |
|
|
かなり進んでいる省エネ化
昨日から出張でタイ王国の首都バンコクに来ている。前回バンコクに来たのは旅行で2009年であった。今回バンコクに来て最初に感じたのは、まず空港のエアコンが冷え過ぎていない事だ。前回来た時は空港でフライトを待つ間寒くて気分が悪くなるほどであったが、今回は急いで歩くとうっすらと汗をかく程度なので、恐らく設定温度は28℃くらいにしてあるのだと思う。
次に空港の照明が以前は不必要に明るかったのが、必要な場所と不必要な場所で光をを節約してある。空港から街に入るとやはり街の余計な照明が少なくなった気がする。
バンコクも持続可能な開発都市の仲間入りをしたのであろう。
バンコクは200年以上タイ王国の首都としての歴史をもっている。550万人が住民登録しているが、800万人が居住しているとみなされている。面積は1568平方キロである。
現在、この街の最大の環境問題は都市ごみである。一日に7000トンの都市ごみが出されるが、焼却炉のキャパシティーは一日に5000トンしかない。
|
|
| |
カテゴリー : ブログ管理人 |
Posted By : dantesforest |
|
|
|
13 Jun 2012 12:01:55 pm |
EVでCO2排出枠 |
|
|
日産、EVでCO2排出枠を捻出 売却益で充電設備
日経電子版 nikkei.com 2012/6/9 1:48
日産自動車は月内に、同社の電気自動車(EV)「リーフ」を活用して二酸化炭素(CO2)排出枠を生み出す取り組みを始める。「リーフ」の所有者と協力し年1万トン程度の排出枠を生み出して販売、得られた資金を急速充電インフラの整備や森林保全に活用する。EV利用による地球温暖化防止への貢献を消費者にアピールして、EVの販促につなげる狙いもある。
経済産業省が2008年から運用する「国内クレジット制度」を活用する。日産はこのほど同制度を運用する第三者委員会に、EV普及によりガソリン車の走行を減らすことでCO2を削減する手法を提案。国内クレジットとして認められた。
EVは走行時のCO2排出がゼロなため、EV1台でガソリン車の年間CO2排出量に相当する0.9トン分の排出枠を生み出せる計算になる。
6月からリーフオーナーに広く協力を呼びかけ、合意を得られたオーナーからEV利用によるCO2削減分を無償で譲り受ける。小口の削減分を日産が集約して経済産業省所管の一般社団法人、低炭素投資促進機構に販売する。
日産は協力ユーザーに対し、EV走行による温暖化ガス削減量の情報をインターネットを通じてリアルタイムで配信。ユーザーは「リーフ」乗車による地球温暖化防止への貢献を実感でき、販促につながるとみている。
日産は今年3月までに国内で「リーフ」を累計約1万2千台販売している。12年度中に新たに販売する「リーフ」も活用して、今年はまず最大1万トン程度の排出枠を生み出す計画。排出枠は1トン当たり1500円程度で販売、得られた資金をEV普及に不可欠のインフラである急速充電器の設置や森林の保全活動などに活用する。将来は年間1億円以上の排出枠を生み出すことを視野に入れている。
国内クレジットは従来、排出枠の量が小口であることから中小企業の利用が中心だったが、TOTOが3月から省エネ型便器を一般家庭に普及させることを通じて排出枠を生み出す取り組みを始めるなど、大企業にも利用が広がっている。
|
|
| |
カテゴリー : 他メディアより |
Posted By : dantesforest |
|
|
|
ページ: Prev 1 2 3 ...165 166 222 223 224 Next |